精神障害者は正社員になれるのか?

精神障害者は正社員になれるのか?

結論から言ってしまいましょう。

なれないわけではありません。

ですが、可能性は高くありません。

大きな理由は精神障害者は他の障害に比べても離職率が高いので、企業が及び腰になること。

また健常者の正社員でメンタルダウンする人が最近は多いので、さらに精神障害者を正社員採用あるいは正社員登用することに抵抗があるのです。

◾️最初から正社員採用という難関

障害者雇用の場合、特に精神障害者の場合、ほぼ契約社員などの非正規での採用となると考えて間違いないでしょう。

正社員/契約社員/アルバイトにて採用などの募集をご覧になったことがあると思いますが、始めから正社員採用されるのは正社員での職歴がある程度長い方も多い、身体障害者の方が主です。

もちろん、同様に精神障害者でも、長年の正社員での勤務経験があったり、当該業務に関する経験が豊富である、資格があるなどの場合は正社員採用の可能性は高まります。

長年とは何年か?ということですが、もちろん一概には言えません。

ただ、私の就職、転職活動経験から、3年だと少ない、10年とは言わないが、5年以上といったところでしょう。

◾️正社員登用のために重要なこと

契約社員などで入社出来たとして、正社員になるために何が重要か、私の正社員登用の経験から3つ挙げます。

1.勤怠

どこの会社でもそうだと思いますが、どんなに能力が高くても、会社に来なければ始まりません。参加することに意義があるのです。

朝起きて、電車に乗って行くのも一つの仕事です。

これが不安定だと、やはり正社員に登用される確率は低くなります。

2.報告連絡相談等周囲とのコミュニケーション

これが苦手な精神障害者は多いと思います。

私もそうです。

体調が不安定な時、精神が不安定な時、ミスをしたとき、殻に閉じこもりがちになります。

でもそれが一番良くないことです。

早いうちに手当てをしましょう。

直属の上司でなくても、言いやすい人がいれば一番よいですが、いない場合もあるでしょう。

もちろんジョブコ-チなど支援者がいるのであれば、とりあえずその方でもいいいでしょう。

とにかく相談しましょう。

周りは敵じゃない。相談を待っています。

いろいろ溜めることは精神衛生上もよくありません。

爆発してしまうのが一番良くないことです。

3.プラスアルファの積極性があるか

自分の仕事でいっぱいいっぱいになっているのに難しいでしょうが、プラスアルファの積極性を持ちましょう。

人が困っていたら声を掛けてあげましょう。

手が空いているなら、何かやることありますか?の一言。

上司が誰かやってくれないかなあ的にデスクに近づいてきたらチャンスです。

僕が私が「やります」と手をあげましょう。

一言声をあげるのも、精神障害者にはなかなか難しいでしょうが、大事なことです。

もちろんいつもでなくていいのです。

調子があまり良くない、予定がある、などの時に無理をすることはありません。

逆にストレスを溜めますから。

上記の3点は障害者だからとか、正社員になるためにというよりは、基本的な仕事に対する姿勢でもあります。

◾️それでも正社員登用されない時

会社によって正社員登用される基準はまちまちですし、以上のようなことを続けても正社員に絶対になれるわけではもちろん、ありません。

会社の制度の問題、組織、風土の問題、上司の考え方の問題など様々な点が絡みあっています。

どうしてもわかりやすい制度が良ければ、1年に1回など、登用試験制度のある会社もあります。 

求人票に書いてある場合もありますし、問い合わせてみてもいいでしょう。

ただその試験に臨めるのも、推薦だったり、公募だったり色々あります。

完全に透明な制度のある会社は少ないでしょう。

ただ、上長の推薦等のみで恣意的に決まる会社が嫌であれば、そういった会社を選ぶしかありません。

◾️正社員になることがすべてでしょうか?

正社員になったからゴ-ルではありません。

そこからまた会社生活は続いていきます。

負荷が増える可能性も高いです。

それなりのパフォーマンスも求められます。

その状況に耐えられますか?

私自身正社員ではありますし、様々な待遇にも満足はしています。

契約社員の時のように、しばらく前から更新されるかビクビクしていたことを思えば天国です。

ただ、正社員になることがすべてではないと感じています。

喜びは大きいですが、プレッシャーも大きい。

契約社員のままでも、あるいは会社に所属する働き方でなくてもいいのではないですか?

一人一人幸せの価値観は様々です。

正社員として働いて頑張ることだけが道ではありません。

何度も言いますが、年金や生活保護、クラウドワ-クなどを駆使してもいいのです。

自分に合った働き方は何なのか、よく考えてみてくださいね。

無理は一番よくありませんから。

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