老後2000万円問題と障害者

老後2000万円問題が喧しいですね。

いや障害者はそもそもそれ以前の問題でしょ、そんなお金ないし、仕事もできないし…という方も多いのかもしれません。

あらゆる雑誌で老後資金の貯め方、投資、副業等の特集が組まれています。

障害者はどうすればいいのか、いや障害者でも当然千差万別。年金?生活保護?親の資金で生活する?

そうかもしれませんが、備えあれば患いなし。

ご自身の状況に合わせて考えてみませんか。

その前にそもそも老後2000万円問題とは何か?簡単に振り返りましょう。

夫65歳以上、妻60歳以上の高齢無職夫婦の収支が5万5千円赤字なので、これから30年生きるとすると、2000万円足りないという2017年の総務省の家計調査が元になっています。

以下のサイトが簡単にまとまっています。

老後資金2000万円の内訳や根拠は?退職金では無理!足りないの声も!

 

もちろんその年齢から30年も生きないよと思われる方も多いだろうし、そもそも独身の方も多いかもしれません。それにたとえ結婚していても、上記の統計のように年金が満額に近く貰えるような働き方をしていないという方も多いでしょう。

その上で、様々な制度も絡めて、私なりの障害者の老後の乗り切り方を考えてみます。

1.現在の状況で何ができるか

①働いて収入のある方

障害者雇用であれ、一般就職であれ、正社員で働いている方であれば、定年まで勤められれば2000万とはいかなくても、多少なりとも解消しますね。

もちろん、ドラスティックに色々なことが変わっている時代ですから、何が起こるかはわかりません。

新卒からずっと同じ会社という方も少ないかもしれませんね。

ただ、退職金に関しても昔のように出ないと言われてはいますが、ゼロということはないでしょう。

契約社員やアルバイト・パートなどの有期雇用の方はさらに厳しいでしょう。そこから正社員登用を目指している方もいるかもしれません。それはそれで素晴らしいことですが、無理のない範囲でやりましょう。

どういう雇用形態であれ、働いている時期から多少なりとも節約し、貯金ができればベストですね。

もちろん、結婚していて、夫婦で家計を営んでいるのであれば、二人でよく話し合って貯金をしましょう。

退職金+αにはなるでしょう。一番いいのは給料から天引きするつみたて貯金をしてしまうことです。様々な銀行でやっています。それほど多くない給料から厳しい方も多いとは思いますが、将来のためです。

②年金生活の方

年金だけで全てをまかなっているという方は少ないでしょうから、何らかの仕事をしていたり、親の資金に頼って暮らしている方が多いでしょう。

上記と被りますが、パート・アルバイト等で実家暮らし、あるいは親などから資金援助があるのであれば、多少の貯金はできるはずです。

少しでも貯めることは非常に大事なことです。

では仕事をしていなくて、障害者年金と親の収入・資金で実家等で暮らしている方は親亡き後どうするのか。

障害者年金はずっと貰えても、それだけでは親亡き後の生活は厳しい。将来も頼れる親の遺産等があれば、それを加えて生活することもできるかもしれません。その場合は後述します。

また、そもそも仕事を多少していても、親の援助なく1人暮らし等している場合は貯金もなかなか厳しいでしょう。

そして将来頼りになる親の遺産等がない場合、あるいは些少の場合、どうするのか。生活保護をもらうというのも一つの手ではあります。ちなみに障害者年金と生活保護の同時需給はできません。

もちろん、今仕事をしていない方は無理のない範囲でアルバイト・パート等を始めるということもありですが、ある程度の年齢からそれを始めるのもなかなか厳しい。

このサイトで何回も言及しているクラウドワークも悪いとは言いませんが、たたでさえ生活の足しになるぐらい稼ぐのは難しいのに、ある程度年齢を経てから始めて、稼ぐのはさらに厳しいでしょう。

もし、少しでもそうしたものを始めてみようという気持ちがあるのなら、今から少しずつ始めましょう。無理はいけませんが、「今より若い時はない」のです。

③全て親に頼っている方

このサイトで何度も言っていますが、無理をして働く必要はないというのが私のポリシーです。なので、働けないで、親元等にいる方を不必要に煽るようなことはしたくありません。

ただ、もしそういう方でも、少しでも無理のない範囲で働いてみたいという方がいるのなら、上記の②と同じでアルバイト・パートやクラウドワークから始めてみましょう。

うまくいかないこともきついこともあるでしょう。辞めてもいいです、失敗してもいい。また始めましょう。「やらないで後悔するより、やって失敗しての後悔」の方が尊いのです。それは人生の糧になりますから。

④生活保護の方

現在も将来も資金的に誰も頼る人がそもそもいなくて、働ける病状になく、生活保護の方はそのまま続けるというのもありかもしれません。

数は少ないかもしれませんが、働いていても生活保護を受けている方もいます。私のかつての同僚でそういう方もいました。

そういう方は生活保護を抜け出し、働きたいという方も多いでしょうから、その方向で無理のない程度にやることです。

2.親の遺産について

上記1.のどの場合でも親の遺産があるかないかはもちろん、重要なファクターです。

親の遺産があるから大丈夫と鷹揚に構えている方もいるかもしれません。

ただ、上記の試算を少し少なく見積もり、ざっくりと月に20万はかかるとしても、老後30年生きるとすれば20×12×30=7000万以上かかります。

もちろん家族構成、生きる期間、地域等によってかかる費用は違いますし、様々節約をすればもっと少なくすることも可能ですが、それを全て親の遺産だけで賄える方は少ないのではないでしょうか。

上記1.でも書きましたが、障害者年金であれ、通常の年金をもらうのであれ、多少の貯金があるのであれ、何らかの仕事をするのであれ、月10万円程度自分でまかなえるのであれば、30年生きても3600万になります。

これだとハードルは少し下がりますね。

もちろん、それでもある意味、充分恵まれた方の話です。

1.にも生活保護のことを書きましたが、最終的にはそこに頼らざるを得ない方もいるでしょう。

貯金はなくとも、障害者年金でも通常の年金でも全く年金がない方も少ないでしょうから、多少でも自助努力が出来るといいですね。

注意点を書きます。

大金が入って大きい気持ちになって散財してしまうのだけは気を付けましょう。

簡単でもいいので月の収支を計算して、何歳まで生きて、月にいくら使っていいのかだけは把握しておきましょう。

何歳まで生きるかは誰にもわかりませんが、2000万円試算の年齢は一つの目安にはなると感じます。長寿の時代ですから、ある程度長生きする試算をした方がいいですね。上の7000万をひとつの参考にしてください。もちろん、もっと生活費を下げる生き方も可能です。

そして障害者の中には金銭管理の不得手な方も多いでしょうし、親の遺産や家の相続等、様々な手続きがあります。

お金だけ簡単にもらえるわけではありません。

ご存知の方も多いでしょうが、成年後見人制度を利用することも考えても良いでしょう。

以下の2つのサイトが簡単にまとまっています。

https://キャッシング障害者.com/kouken.html

https://kaigo.homes.co.jp/manual/dementia/care/guardianship/

ご相談はこちらから

 

 

 

 

 

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