障害者雇用促進法はあるけれど…

昨日障害者雇用促進法について書きました。

そうは言っても、障害者雇用はなかなか進みません。

雇用義務のある企業で満たしているのは半数未満。

なぜなのでしょうか?

1.障害者に適当な仕事がない

2.社会的意識が低い

3.求める障害者像とのミスマッチ

主に以上3点が考えられます。1つ1つ見ていきましょう。

1.障害者に適切な業務がない

廃止の方向ではありますが除外率制度というものがあり、危険を伴う仕事や幼稚園保育園など人の命を守る仕事には、母数となる従業員数を下げることで、雇用義務障害者数を下げることもしています。

上記のような業種でなくても、難しい企業もあるでしょう。

しかし、どのような職種にも事務など、障害者でもできる職種はあるはずです。

障害者の方が雇われにくい業種がある?除外率制度について

業務を切り出すことを考えないのは、経営者や人事部等の怠慢と言わざるを得ません。

2.社会的意識が低い

これは主に経営者の問題でしょう。

300人以下の企業の障害者雇用率が低いという統計もあることからわかるように。そういう企業はだいたい経営者の意向が強い。

差別的な意識を持っている経営者も多いのではないでしょうか。あるいは障害者を雇う余裕なんでないとお金のことしか考えていない経営者も多いでしょう。

300人以下の企業で進まない理由については、以下がわかりやすいです。

http://startnext.start-line.jp/archives/118

この認識を変えるのはなかなか難しいですね。経営者が変わらない限り。

ただ、企業には毎年6月1日の障害者雇用状況をハローワークに報告する義務があります。

そして障害者雇用率が一定程度より低い企業にはハローワーク等による指導や助言が行われ、最悪、企業が恐れる「社名公表」になります。

以下をご参照ください。

https://syougaisya-koyou.com/syougaisyakoyounosyameikouhyou-136/

行政の指導も確かに大切ではありますが、社会全体のスティグマを変えていかねばなりませんね。

3.求める障害者像とのミスマッチ

1.や2.とも繋がるのですが、特に中小企業にはそこまで配慮のいらない軽度の身体障害者を欲している企業が多いでしょう。

確かに企業の体力がそこまでないのであれば、会社の受け入れ態勢が整わないことも仕方のないことなのかもしれません。

しかし、状況は確実に変わってきています。

知的障害者の雇用が義務化され精神障害者の雇用も義務化されてきている今、働く障害者が世の中にどんどんでてきているのです。

また、企業には社会的責任があるはずです。障害者を雇い入れることもその一つであるはずです。

ノーマライゼーション、ソーシャルインクルージョンに対する意識が低く、そこをないがしろにしている経営者や幹部には問題があると言わざるを得ません。

そして、経営者や幹部だけではなく、一般社員にも、いや障害当事者も含めた、すべての人が「働く」ことに不自由でない社会を作る意識を持たねばなりません。

いつか、障害者雇用という概念すらなくなり、誰もが当たり前に働ける世の中を目指して、私も微力ながら、進みます。

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